P.P.Tをわかりやすく解説!
毛髪がポーラスにならないように、また、すでにポーラスになってしまった毛髪に対して、最もポピュラーで効果があるトリートメント剤をP.P.Tといっています。
P.P.Tとは
ポリペプタイドの略で、本来の意味は「アミノ酸がたくさんつながったもの」
ということです。
美容業界ではタンパク質を分解して、細切れにしたものを通常P.P.Tと呼んでいます。
P.P.Tの役割
P.P.Tの主な役割は、毛髪内部の失われた蛋白成分の替わりに、毛髪内部に吸収させることによって、毛髪のパサ付きを改善したり、無くなったハリやコシを回復させることを目的にしています。
大げさにいえば、マトリックスのC-ケラチンの替わりをしてくれるものです。
通常はシャンプー剤やリンスやトリートメントクリームをはじめ、ウェーブ剤・カラー剤などに少量配合されていたりします。
しかし、本来の目的からすれば、ある程度の濃度のP.P.Tを主成分とする液を充分毛髪に吸収させることによって効果が期待できますので、プロフェッショナルユースのP.P.T液を使用したほうがよいでしょう。
P.P.Tを付けると、どうなるの?
P.P.Tは、クリームリンスやトリートメントクリーム、あるいは油性分やシリコーンのコーティング剤のように、毛髪表面に艶やかでスベリのよい皮膜をつくるといったものではありません。
ですから、P.P.Tを付けたからといって毛髪がしっとりしなやかになったりするわけではありません。
あくまでも、毛髪内部に浸透して、無くなったマトリックスの代替えとして毛髪の保湿力、ハリやコシの維持に役立つものです。
ということは、
1、パーマネントウェーブのチリつき防止や、ウェーブの持ちをよくする。
2、ウェーブやヘアダイによる毛髪損傷を軽減し、色持ちをよくする
といった効果が期待できます。
したがって、パーマやカラー時の前後処理(プレトリートメント、アフタートリートメント)として、利用するのが上手な使い方になります。
もちろん、普段のヘアケアとしては、シャンプー前後に毛髪に吸着させたりするのも枝毛防止などには効果的です。
P.P.Tって、どうやってできてるの??
P.P.Tはアミノ酸をつなげてつくるのではなく、タンパク質を分解して作ります。
もとになるタンパク質はたいていコラーゲンかケラチンです。
加水分解ケラチン、加水分解コラーゲンというものがこれにあたります。
その他、シルク蛋白、乳蛋白などのP.P.Tもヘアケア剤の配合成分としてよく利用されています。
まとめ
P.P.Tもさまざまなタイプの種類があり、どのようなたんぱく質からP.PTかということや、細切れの大きさがどれくらいかというようなことで、効果が多少違ってきます。
目的によってP.P.Tのタイプを使い分けるという段階にまで発達してきています。
VEINではその都度、最適なP.P.Tの選択をお客様の髪質、状態に合わせて選択できるメソッドをご用意しております。
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